銚子メロン組合は8月29日、銚子市の当JA営農センター銚子で2016年度銚子メロン生産・販売反省検討会を開き、指定市場8社や関係機関の担当者、生産者60人が出席しました。
今年度の作柄は、播種時期に平年より寒い日が続いたものの、日照には恵まれため安定した生育となりました。
2月中旬からの定植時期、4月からの交配時期ともに気温が平年よりも高く推移したため着果は良好です。
しかし、4月上旬は日照時間が少なく、早い作型では着果後の果実肥大が進まず、出荷初めの果実はやや小ぶり傾向となりました。
その後は好天が続き、生育は良好でした。
初出荷は例年より早く6月1日に始まり、順調な出荷が続きましたが、初期の遅れ等により、計画をやや下回る18万4000ケース(計画比96.5%)の出荷となりました。
販売環境は順調に進み、ここ数年で一番高い平均単価となり、1ケースあたりの販売単価が昨年比114.6%と大きく上回りました。
同組合は今年度、毎年参加している「チャリティーバザー」だけでなく茨城県鉾田市で開催された「第2回メロンサミット」にも昨年の第1回に引き続き参加し、多くの消費者に銚子のアムスメロンをアピールすることができました。
同組合の加瀬佳二組合長は「今年度の出荷、販売は生産者・関係機関の皆さんのおかげで無事に終えることができました。次年度も今年以上に高品質なメロンの生育をお願いします」と生産者に呼びかけました。