銚子市苺組合は12月5日、銚子市のキャルネ・ド・サントゥールで平成28年度銚子市苺組合販売査定会を開催しました。
指定市場2社や関係機関の担当者、生産者25人が出席し、出荷規格などを確認した。
査定会とは、青果市場などへ出荷する作物の品質や規格(サイズや1箱に詰める量など)を揃えるために行います。
出荷規格は作物ごとに細かく決められていて、生産者はその規格に合うものを出荷し、消費者のもとへ届けられています。
昨年は盆以降に気温が下がり、花芽分化が促進されましたが、今作は平年並みの気温で推移し、花芽分化も平年並みとなりました。
また、9月の日照時間が平年よりも短く株の動きが鈍めで、9月中旬の定植時期の多雨により定植作業の遅れが見られました。
銚子市苺組合 神原康年組合長は「今年度は台風や長雨などの影響による生育の遅れがあり栽培が難しい年だったため、昨年と比べ10日程遅れての初出荷となった。現在は小玉傾向の出荷で昨年の今頃よりも少ない出荷だが、全国的に似た傾向となり高値が続いている。これから忙しくなるが、頑張っていこう。」と話しました。
同組合は3月下旬に出荷のピークを迎え、5月末までに30万ケース(1ケース=約1kg)を予定しています。